サポートページ 「あきらめていたマンション天井防音・リフォーム解決事例」


 当ページでは、今まで他の専門業者が空間的・予算上の制約および対策の難易度から、あきらめていた案件について、新しい視点・独自のノウハウを加えて 解決した事例を紹介します。

 この案件は、直天井、カイザーボイドスラブ、上階床の床暖房温水マット小根太による響き、柱・構造壁が通常のマンションよりスパンが広く振動しやすいなど 私が経験した案件の中でもかなりの悪条件でした。

 それに圧迫感を考慮して天井を下げる限界ギリギリの調整と防音性能のレベル、全体のリフォーム予算の制約も大きく、一時期は現地の施工業者に施工は お願いしようと思いかけていたところ、依頼者の強いご希望と、提携職人の「経費はなんとかしましょう。」の一言で出張・泊り込みでの防音リフォームを 決断しました。
※現場は東北地区のマンション。
※私の防音設計は面倒なので腕の良い真面目な職人が望ましいのです。

 防音対策は現実問題として空間的な制約や予算上の問題をクリアできなければ実現しません。同様なケースで防音工事をためらっているかたが多い中、 この事例は多くの方に希望の光となるはずです。(サイト運営者・防音設計担当)
※ただし、依頼者のご希望と、具体的な設計ノウハウの問題もありますので写真は掲載できません。

 ※他の事例:防音依頼者の声
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施工前の防音対策依頼者の声
 「上階からの音に4年間悩んでおり、防音工事を考えています。
 上階のお風呂の音(桶を落とす音)、洗面所や廊下を走る音、引戸の音などすべての音がリビング天井で響きわたっている感じです。
 特に、上階でなにか硬いものを落とした音はかなりはっきり聞こえるので、びっくりして心臓がドキドキしてしまいます。
 上階に何度かお願いに行って、上階の方もカーペットを敷いたりと努力はして頂いているようなので、最初よりはだいぶ良くはなってはいるのですが、 構造にも問題があるなら上階の方だけにお願いするのも限界があると思います。
 また、真上からだけでなく、斜め上からも音がかなり響いてきて、困っています。少しでも軽減できるのなら、ぜひ工事したいと思っています。
 当方、東北ですが、工事は可能でしょうか。お忙しいとは存じますがよろしくお願いします。」

防音リフォーム完了後の依頼者の声
 防音リフォーム工事から1週間以上経過しましたが、今までかなり響いていた「引戸や子供の走る音」など気にならない程度に小さくなったと感じています。
 造り直していただいた洋室の下がり天井も音は多少聞こえますが、リビングまで響くことはなくなりました。
 それと、以前は物を落とすような音が頻繁に聞こえていたのですが、今のところそれも聞こえていません。工事していただいて本当に良かったです。

 自分で感じるのですが、4年間ほど上階の音に悩んできたため音に敏感になってしまったところがあると思います。 そんなところも少しずつ治していけたらと思っています。

 また相談にのっていただく事があるかもしれませんが、その時は宜しくお願いします。 本当にありがとうございました。

防音リフォームの概要
 東北地区ということで、寒冷地扱いのため、随所に断熱材折り返しの凹凸が天井や梁・柱・壁面にあり、これも造作や防音処理を難しくしていました。
 また、下がり天井やGL壁など振動音などを共振させる箇所も多いため、振動を絶縁・制振することを重視して防音設計を検討しました。
 *二重天井及び壁面下地の制振・防振処理 → 天井防音の3要素
 *空洞部における騒音反響の吸音
 *周波数特性の異なる複数の防音素材の選定
 *制振性・吸音性の高い比較的薄い素材の活用(天井高などの制約をクリアするため)
以上のコンセプトで防音設計した図面資料と現場への指示に基づいて、提携職人が忠実に施工した結果、無事防音性能を十分に発揮できました。(防音設計担当)


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