生活騒音筒抜けのGL壁・戸境壁の防音対策・リフォーム解決事例


 マンションの典型的な二重壁の騒音問題として、空間的・予算上の制約および騒音状況から見て相当難易度の高い案件について、新しい視点・最新の 独自のノウハウを加えて解決した事例を紹介します。

 この案件は、マンション戸境壁から隣住戸の生活騒音が筒抜けで、とても落ち着いて生活できるような状況ではなく、仮に転売しても新たなクレームが 発生するような物件でした。

 ある大手マンションデベロッパーの物件で、関東地区でも同様の問題が発生していました。しかし、騒音状況が既往の事例よりも酷く、防音対策は 今までの仕様よりも強化する必要があったのです。
 ※現場は関西地区のマンション。
  サポートページは防音設計および防音材の現場支給、施工中のサポートを担当しました。
 ※ただし、依頼者のご希望と、具体的な設計ノウハウの問題もありますので写真は掲載できません。

 ※他の事例:防音依頼者の声
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施工前の防音対策依頼者の声
 「騒音は主にリビング・クローゼットの戸境壁から発せられます。
 引き戸・ドアの開閉音、浴室での入浴音、テレビ音声・人の声、台所の調理音や、足音、ベランダでのサッシュ開閉音など隣の生活がわかるように 聴こえます。
 特に、壁から響くドンドンという振動音が部屋中に聴こえ、そのたびに身体がドキドキして全く休まらず、脅威すら感じリラックスなどとても 出来ないような状態です。

 施工業者に聞いたところ、躯体壁に直接、木製間柱(胴縁)で2重壁を構成しボードを施工しているとのことでしたが、図面にはGL工法とも 記載されています。どうか、資料を検討の上、対策概要と見積をよろしくお願いします。」

防音リフォーム完了後の依頼者の声
 お世話になり有難う御座いました、防音工事も無事終了となり安堵しています。

 思い起こせば去年からマンション騒音について個人的に書籍やネット等で1年間模索し、ネット検索で(GL工法と入力)サポートページ様のサイトを 見つける事が出来ました。
 サイトを拝見した所、私の全ての悩みが解消されるには、ここしかないと確信し依頼をお願いした次第です。
 防音工事が完了してから現在まだ日が浅いですが、施工箇所からの騒音はほとんど聴こえず、壁に耳をあてがっても以前は聴こえていた音も聞こえません。

 本当に大満足しております有難う御座いました。また相談等が有りましたら宜しくお願い致します。


対策立案・防音リフォームの概要
 遠方の地区ということで、できる限り詳細な情報をいただくことが重要でした。
 この点、上記の依頼者のかたの対応は模範的なものであり、情報が具体的でわかりやすく、見積や対策概要の提示へのご返信も迅速で明確でした。 このため、防音対策の立案・設計が非常にやりやすく、好結果につながったのだと思います。
 技術的には、如何にして振動音を吸収・絶縁するかがポイントでした。同時に空気伝播音に対する遮音性も強化することなどバランスの取れた対策仕様を 検討することに腐心しました。

(防音材施工中の写真)
 *壁面下地の制振・吸音処理(参考) → 防音効果
 *空洞部における騒音反響の吸音、遮音材の隙間処理など細部の配慮。
 *周波数特性の異なる複数の遮音・制振素材および絶縁素材の活用。
 *あまり部屋を狭くしないように現状壁面から最大35ミリ程度のフカシ幅とした。

以上のコンセプトで防音設計した図面資料と現場への防音材支給・指示などによって、想定以上の防音性能を実現できました。 (防音職人:防音設計担当)

  

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